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Styling for AC Hotel by Marriott Tokyo Ginza
2020.11.12

スタイリングは、ホテルブランドのコアバリューやデザインの意図をお客様へ伝え、コミュニケーションを作る手段の一つです。2020年7月に銀座にオープンしたAC Hotel by Marriott Tokyo GinzaではSimplicity, Functionality, Eleganceをテーマにスタイリングを手掛けました。

ACライブラリーでは、銀座の歴史と文化に紐づけたストーリーを「Ginza Log」というコンセプトで展開しています。銀貨を造る役所(銀貨幣鋳造所)から始まり、 西洋の玄関口→煉瓦街→柳並木→新聞社が密集する情報ハブ→モダンガール/モダンボーイへ移り変わる街の特徴・アイデンティティーを抽出し、モダンアートとして再構築しています。

スペイン製のガラスオブジェ、古地図をエッチングしたメタルプレート、タイプライターや二眼カメラ、モダンファッションアイテムのステッキ、靴の木型など、銀座の新旧を象徴するオブジェをアートブックと共に飾っています。

キッチンエリアは「用の美」をテーマとして構成しています。用の美とは、余分な飾りを排除し、かたち・機能そのものに美を見出す、民藝運動の父であり思想家の柳宗悦によって提唱された美学です。

用の美はAC Hotelのコアバリューと本質的に繋がります。強度と錆を防ぐためにハンダを使わず、職人の手で折り曲げ、削り上げ完成されるブリキの缶。理科用素材に適した化学耐久性に優れ、今やキッチンやインテリア雑貨としても人気の高いビーカー。昔の羽窯を祖先に持ち、栄養素とうまみ成分を多く引き出す無水調理が可能なアルミ合金製の鍋。派手さはないものの、その静かな美しさに心惹かれる、知られざるメイドインジャパンの商品を集めました。