東京のウォーターフロント竹芝に誕生したmesmTokyoでは、”TOKYO WAVES”をコンセプトに、東京の鼓動が感じられるような躍動感あふれるインスタレーションを若手作家と共に制作しました。 今回は16Fレセプションロビーへ誘う通路に設置したストリングアートをご紹介します。
糸張り作業は1 本1 本手作業で行います。当初はアトリエで制作したものを枠ごと現場へ搬入する予定でしたが、搬入エレベーターに枠が入らないことが判明し、検討の末全ての糸張り作業を現場で行うことになりました。
約1ヶ月間、現場でひたすら糸張りをする作家さんたち。本当にお疲れ様でした。今回の作品はメタリック調のレイヤーとブルーグラデーションのレイヤーの重層的な構造になっていて、裏面から見てもメタリック調の糸が繊細に張られていてとても綺麗です。
無数に張り詰めた糸による繊細なストリングアート。枠を設置する際も慎重で繊細な作業が要求されました。2台のアップスターに桟木を渡し、慎重に枠を吊り上げました。
張り詰めた無数の糸による演出は、緊張感を保ちつつ、優しい光や色彩のグラデーションにより安堵感も感じられ、どことなく和の雰囲気を感じることができます。躍動する東京の鼓動が五感を心地よく魅了し、くつろぎとインスピレーションが共鳴する、洗練された表情がゲストをお迎えします。